万葦スタンダードスタイル 

万葦スタンダードスタイル

光の世界からのメッセージ

光の世界からのメッセージ

娘が高校2年生の時のクラスはとっても仲が良かった。
担任の先生は、とても穏やかでいつもニコニコしているような先生だった。

そのクラスはとてもまとまっていて、何かのイベントの時など他のクラスよりひときわ目立って盛り上がっていた。

その中のリーダー的存在がM君だった。
いつもクラスみんなの中心にいてみんなを引っ張っている存在だった。

Mくんは人の悪口も言わず、いつも人のためになるように考えているような子だった。
そのM君は部活で、県の代表に選ばれるほど部活にも力を入れていた。
そのM君が他県との試合で、他の生徒とぶつかり、心臓が一時停止して
しまった。

幸いその場に医師がいて、なんとか一命は
取り留めることができ、近くの病院に搬送された。

試合会場の近くの病院に搬送されたM君は、しばらくたっても
意識が戻らなかった。
他県で試合が行われていたため、ご両親は愛知県から通って様子を
見守る事しかできなかった。

そのうち、脳死と医師から伝えられた。「言いにくいのですが、脳死と言う事で臓器提供を考えていただけないでしょうか?」

ご両親は、「きっとMだったら、臓器提供するって言い出すだろうけど。」
と家族会議を開いたがやはり、「臓器提供します。」とは
返事が出来ずにいた。

クラスメイトはみな、その話を聞き、「クラスでM君が何につけても
1番張り切っていたのに。
あんなに元気だったのに。信じられない。」
と驚き悲しんだ。

みんなで千羽鶴を折ったりM君に聞いてもらうようにみんなの声をテープにとったりしていた。
担任の男の先生も、少しでも良くなるようにみんなの思いを伝えに
お見舞いに行ったりしていた。

うちの娘はM君をなんとか助けたいという思いで、こんな事を言い出した。

「お母さん、M君はきっとこの世とあの世の狭間にいるんだと思う。

私が体外離脱してM君をみつけて戻るように言ってみる。」・・・・・

娘は脳死状態になってしまったM君を、なんとかして助けたくて、
体外離脱をしてM君を探そうとしていた。

体外離脱を何日か繰り返し,ある日やっとM君らしい人に会うことが出来た。

M君は子供の姿をしていた。
娘は彼に言った。

「戻ってきて、みんなが心配してるよ。

ご両親も、クラスのみんなも、すっごく心配してるよ。帰ってきて。」
M君は何も言わず、ただそこにいるだけだった。


娘は体外離脱から戻ってきて言った。

「M君は何も言ってくれなかった。もう、戻って来てくれないんだろうか。」

何日かたって、M君が亡くなったと先生からクラスのみんなに伝えられた。



光の世界からのメッセージ2

M君は亡くなってしまった。
普通、脳死状態になったら1週間くらいしか生きていられないらしいのだが、

M君は自分の力で22日間生き延びた。
M君は最後まで頑張った。

ある日、担任の先生からお話があった。「本当は先生という僕の立場だったらこういう事は言うべきではないのかもしれないけど


        「伝えて」

って言われたから、みんなに言います。
あんなにはっきりとした夢を見たのは初めてだから、僕はこれは本当の事だと思う。
この前、M君が僕の夢の中に出てきて

少し話をしました。・・・・・


「M君が私の夢の中に出てきて
言った事をみんなに伝えます。

私はこんなにリアルに夢を見たのは初めてなので、本当の事だと思います。」
先生は静かに話し出した。

「たくさん心配してくれてありがとう。体はもう大丈夫だから、心配いらないよ。
慣れるのは大変だけど、こっちでも楽しくやってる。

みんなが心配しているところや千羽鶴を折ってるところはちゃんと見てた。

17歳で死んでしまったけど、それは生まれる前に決めてきた事なんだ。

生きている時は忘れていたけどこっちにきてその事を思い出した。

17年間楽しく、本当に幸せだった。
本当に楽しかった。

22日の間、何度も体を出たり入ったりしていたけどお迎えが来たから、行かなきゃいけないと思って体から離れた。

病院で先生を後ろから見ていたけどちよっと先生ハゲたんじゃない?

(娘はこんな事を言うのが、M君らしいと言っていた。)


画像_007saito1.jpg

M君からのメッセージを聞いて、娘は大喜びした。

今まで信じてきた事が間違いではなかった事が実証されたし、
なによりM君が元気で

(死んでしまったから元気っていうのもおかしいけど)
クラスのみんなにメッセージを伝えてきてくれたのだ。

先生は他に、「家族の方にもメッセージがあるのですがそれは個人的な事なので、直接家族の方にお話します。」と言った。


娘は喜んで、帰りのバスに乗った。すると、突然頭の後ろが痛くなった。

(もしかして、M君?M君だったら証拠を見せて。)と頼んだ。

亡くなった人が近くにいると、頭が痛くなったりするのだ。
しかし、何も起こらなかった。

あきらめて、何気なくバスの運転手のネームプレートを見た。すると、

○○○ M    とM君と同じ名前が目に入った。

やっぱり、M君だったんだ。!



光の世界からのメッセージ3

終了式の日、先生がM君の話をしてくれた。
M君がやっていたスポーツにしては、M君は小柄な体型でそれでもがんばって県の代表に選ばれた。

そのがんばりで、意識が無くても、自分の力で心臓を動かし続けた。

「失敗を恐れずに、笑いながら生きていく事。」
M君はその事を教えてくれた。身をもって教えてくれた事を忘れずに生きていこう、って先生は言っていた。


その次の日、また先生の夢にM君が出てきて言った。

「こっちの生活にもだいぶ慣れてきた。
17歳で死ぬって事は、死んだ時にすぐ納得したんだけど
最近、どうして17歳って決めたのか、理由が分かってきた。

こっちの世界では、<人を助ける仕事>っていうのが俺の役割なんだけど、それを十分に果たすためにはそっちで過ごす事が必要だったんだ。

いつもみんなを見守っているよ。大変な時は助けるから、みんな
俺の分も頑張って生きていって。

それから、<人を助ける仕事>っていうのがどういうことなのかは、みんなが生きていく中でだんだん分かってくるよ。」


娘が言った。
先生と個人的に話をした時に先生に聞いた話なんだけど、

「終了式の日に、またM君の家に行って話をして来たんだけどね、
Mは生まれた時から胸の所にポツッと何かできていたんだけど、取れないし、なんだろうって思っていた。
もそれは、実はその場所は亡くなる原因になった、
心臓の血管の切れた部分のちょうど上の所だったんだって。」
って先生が教えてくれた。


生まれる時から、原因になる場所まで決めていたんだね。月命日の時M君のお家にお邪魔した時にM君のお母さんが言っていた。

クラスの最後の球技大会の時、M君も様子を見てたって。

「俺見てたもん。」って言ってたらしい。瞬間移動ができるから、
呼ばれたらどこにでもすぐに行けるって。

光の世界からのメッセージ4

M君がなくなった時、お母さんとお姉さんは精神的に弱ってしまっていたんだけど霊能力のある人が、
M君は「いつも一緒にいるよっ。」って教えてくれたから、すごく気持ちが楽になったんだって。

これは後で聞いたんだけど、お母さんが本当に悲しくて、毎日、
「死にたい。Mの所に行きたい。」って言ってた時があったんだけど、

その霊能力のある人が、M君に体を貸してM君とお母さんと話をした事があったんだって。

その時、
「お母さん、自殺したって俺とは会えないよ。別の所に行くんだよ。」
ってM君は言ってたらしい。

それを聞いてお母さんは自殺しようなんてとても思えなくなったんだって。



まだまだM君の不思議な話はあるんですが、個人的な話になってしまうので、残念ですが、お話できません。

人は死んでからどこに行くのでしょう?M君の話から分かる事は、
死んでからもまだ意識があって、人のために働いたりしてくれていると言う事です。

あなたの周りにも、目には見えていなくてもあなたを支えたり、助けてくれる存在がきっといてくれるんだと思います。

ありがたいですね。


後日談ですが、娘達が大学受験の時期M君はクラスのみんなに

「大学受験うまくいくように助けてね。」って言われて、大忙しだったそうです。


長文を読んでくださってありがとうございました。